20↑|BSD|太中
どのくらいの時間が経ったのだろう。 微睡の中から起き上がるように、ゆっくりと目を開けた。辺りは真っ暗でほとんど何も見えない。ただ星々が瞬いているのを視界の端で捉えた。 口元を掠めた水を、舌先で舐める。 「ぺっ。しょっぱ」 やはり海か。水温が一瞬低くなったような気がしたのだ。気がつ