いつか、一点を託される24番へ
最初のプレミアゴールは、記録から消えた。それでもサポーターは、あの一撃を月間ベストゴールに選んだ。まだ得点者として名前を残せなかった少年に、このクラブは先に拍手を送っていた。
いま、キングには相手を抜く足があり、ゴールを狙う意欲がある。そこに最後の一手の正確さが加われば、試合を動かす回数はきっと増える。ボックスへ入るタイミングを名手から学ぶ19歳は、得点の喜びを知ったばかりだ。
いつか、フラムがどうしても一点を必要とするとき、真っ先に24番へボールが集まるようになるかもしれない。育成組織から出てきたことを喜ばれる選手から、勝利を託される選手へ。あの日、記録に残らなかった一球が、長い得点の歴史の序章になる。キングには、そんな未来を想像させる余白がある。