号泣、良い作品でした☺︎
瀬戸内のまばゆい光が、こんなにも残酷に見えるとは。『汝、星のごとく』。エンドロールが始まっても、身体が座席から動かなかった。
甘い青春譚なんかじゃない。親から植え付けられた呪い、歪んだ愛、どうしようもない宿命。そのすべてに傷つきながら、それでも「自分の人生を生きる」ことを選ぶ者たちの、痛切な魂の記録だ。
横浜流星の櫂が抱える焦燥。広瀬すずの暁海が耐え続ける日々。美しい瀬戸内の風景さえ、ふたりを閉じ込める「美しすぎる檻」に見えてくる。藤井道人監督の眼差しが鋭い。
そして後半、櫂の秘密と真実が雪崩のように押し寄せる。尾野真千子、木村佳乃、石田ゆり子、長谷川博己。怪優たちの毒と慈愛が物語をさらに深く沈めていく。
愛とは救いなのか。それとも呪いなのか。
RADWIMPSの歌が流れた瞬間、胸を撃ち抜かれた。観終わっても、あの瀬戸内の光が消えない。むしろ、痛いほど残っている。


















