ロシア国内で、唯一、明確に反戦の立場を掲げる政党「ヤブロコ」に、今、新しい若い世代の人々が集まっている。
ドキュメンタリー・フィルム『43の言葉』では、平和を訴える同党がなぜ当局から圧力を受けるようになったのか、なぜ選挙への参加を認められなかったのか、そして現代のロシアで、なぜ若い世代が政治に関わるようになったのかを探っている。
カレリア共和国議会の議員を今年9月まで務め、2015年から2019年までヤブロコ党の党首を務めたエミリア・スラブノヴァは、フィルムの中で次のように語っている。
彼女は、スターリン時代の政治弾圧の犠牲者を追悼する集会に参加し、集会を妨害しようとする人々に対して、毅然とした態度で語りかけた。
(※民族主義的な右翼団体や、与党「統一ロシア」の青年組織に属する人々が、黒い服を着て目出し帽で顔を覆い、ロシア国旗を掲げて追悼集会を妨害)
「記憶を侮辱することは、絶対に許されません。記憶とは、そういうものです。
誰かが気に入ろうと気に入るまいと、自分に都合がよかろうと悪かろうと、あるいは誰かがこの歴史を別の形で見たいと思おうと、私たちは記憶を尊重しなければなりません。
これは、私たちの国民と社会が実際に経験してきた歴史なのです。
私たちは、誰かがこの記憶を侮辱することを許しません。また、国家による弾圧の犠牲者たちが、再び同じような仕打ちを受けることも許しません。実際、彼らは今、二度目の弾圧を受けているのです※。
(※現在プーチン政権は、自分たちに都合の良い歴史認識を人々に押しつけようとしており、ロシア国内では、スターリン時代の弾圧を批判的に検証する動きが、当局による抑圧を受けている)
私は共和国議会議員として、この問題の経緯を記録するために必要なことをすべて行ってきました。
すべての文書が公開されており、誰でも確認できます。公表もされていて、図書館にも所蔵されています。
ですから、いまだに国家の象徴に対して敬意を欠いた態度をとる人たち、黒いサングラスや目出し帽を身につけ、国旗に身を包んでここに立っている人たちは……まず、これらの問題について答えを見つけなければなりません。
その上で初めて、もし答えを見つけたのであれば、ここに立つ道徳的な資格を得ることができるのです。
(あなた方は)国旗を侮辱し、ロシア連邦の市民としての姿を貶めるような格好をして、まるで自宅のソファで毛布にくるまっているかのように国旗をまとっている。
そして、ここにいる人々に、何を考え、どのように考え、自分たちの歴史をどう受け止めるべきかまで指図する権利があると思っているのです」
youtube.com/watch?v=IKCKeQpo…
キーウ国際社会学研究所(KIIS)は、ロシアのエネルギーインフラへの攻撃をめぐり、ウクライナとアメリカとの間で意見の相違が生じている最中に、世論調査を実施。
世論調査では次のようなシナリオについて意見が求められた。
すなわち、米国政府がロシアの石油精製施設への攻撃を停止するようウクライナに要求し、ウクライナへの支援を制限すると脅すというシナリオ。その支援には、情報機関による情報提供や、衛星通信サービス「スターリンク」の利用も含まれる。一方、ロシアはそれに応じた義務を一切負わず、ウクライナのエネルギー施設や住宅、その他の民間施設への攻撃を続けるという想定。
・回答者の80%が、アメリカがウクライナへの支援を制限、あるいは完全に打ち切ったとしても、ロシアの石油精製施設への攻撃を継続すべきと答えた。反対した人は11%、回答を控えたのは8%。
ロシアが冬にウクライナを電気、暖房、下水道のない状態にしようとした場合、戦争を続けるべきかについて。
・回答者の76%が、武力による抵抗を続ける覚悟があると答えた。15%は、たとえ降伏とも受け取られかねない譲歩をしてでも、ロシアの要求を受け入れる用意があると回答。さらに9%は、回答を控えた。
戦争がどれくらい続くことに耐えられるかについて。
・回答者の63%は、必要な限り耐え続ける覚悟があると答えた。さらに5%はおよそ1年間、21%は、数か月から半年程度なら耐えられると回答。残る11%は、回答を控えた。
調査は2026年10月16日から25日にかけて、キーウ政府のコントロール下にある地域に居住するウクライナの成人828人を対象に、電話インタビュー方式で実施。
forbes.ua/ru/news/80-ukrayin…
来月から日本でも上映されるドキュメンタリー映画『さよなら、私のロシア』。
この映画で監督と主演を務めたジャンナ・アガラコワのロング・インタビュー動画が、公開された。
ジャーナリストであり、テレビ局「第一チャンネル」の特派員であった彼女は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった後、辞職して、国から授与されたすべての勲章・賞を返上した。
アガラコワによれば、仕事を辞めた時、何人かの同僚が個人的に支持を表明してくれたという。しかし、今では昔の知人たちとは誰とも交流していないという。
以下、彼女の言葉。
A「ただ、未来がなかった。(侵略が始まった)2月24日、私にとって未来は終わってしまった。そして、過去と向き合い、整理する必要があった。
ニュースの中に自身の姿を見いだせず、誰に相談すればいいのかも分からず、自分たちの声が届かないと感じている人々がいる。それは自殺につながる。国全体の規模で起こる、大きな、途方もない自殺につながるのだ」
Q「身近な人の中に、戦争やプーチンを支持する人はいるか?」
A「そういう人たちとはもう交流していない。私の方から関係を断った人もいる。
そういう人たちとは語り合うための(共通の)土台がない。それから、親戚とは誰とも交流していない。正確に言うと、彼らの方が私と交流しようとしない。彼らにとって私は、安心して話せる相手ではないのだろう。
これは、私の個人的な人生の一部分を引きちぎられたようなものだ。
人と人とのつながりが断ち切られること、これこそプーチンが狙っていることだ。
そして、これが本当に痛い。彼は、こうした痛みを人々に与えることに成功している。
(戦争が終わった時)、私たちは共通の話題を見つけ、再び対話を始めなければならない。自分自身を立て直し、この恐怖から国を復興させなければならない。私が言っているのは経済的な復興のことではなく、道徳的、倫理的な復興のことだ」
Q「なぜロシア人は金のためなら戦場にも赴くのか?」
A「いったいどうして今、人々は金のために自分の身近な者を戦場に送り出し、また送り出された者は金のために他人を殺すことを厭わないようになったのか。
これは、この国がどのような経済状態にあるかを物語っている。
人々が互いを売り渡すようなことをするのは、生活に必要な最低限のものを買うお金さえないからだ。
2015年、私たちが映画のための旅を始めた時、最初に訪れたのはマガダンだった。マガダンでは、あらゆるものが外から運ばれてくるのだが、当時、(マガダンの)看護師たちの給与が15000ルーブルであることを知った。
マガダンでは1キロの食パンが500ルーブルだった。したがって、そんな給与ではとても生活できない。
だから彼女たちは、ツンドラの方へ行って、そこでベリーを摘んだり、漁をしたりしていた。そうしたものを売って、つまりソ連時代には何とか生き延びようとしていた。
地方で何が起きているのか、テレビでは決して映さない。
テレビで見せているのは、きれいに整えられた、つややかで、磨き上げられた映像ばかりだ。プーチンが訪れた場所、そして、その訪問前にすでに草が緑色に塗られ、アスファルトが敷かれ、いわゆる『ポチョムキン村』(張りぼての繁栄)が建設された場所だけだ。
でも、世界に見せるためにも、そして何年もそのような恐るべき僻地で暮らしている人々に見せるためにも、そうした現実を(テレビで)映すべきなのだ。
映画にも映し出されたように、水はあるけれど、下水設備がない地域がある。人々はバケツに用を足し、それを外に捨てている。それなのに、建物の正面にはロシア国旗が掲げられている。まったく不条理だ。
これこそがプロパガンダの働きであり、そして現実なのだ。
こうした人々もまた、普通に暮らしたいと思っている。
そしてこれはもちろん、道徳的な歪みであり、プーチンが犯している犯罪だ。
おそらく、これに該当する刑法の条文はないだろう。でも、もっと高次の、歴史の裁きというものがあるかもしれない。私は、それを心から願っている」
Q「あなたが最も恐れていることは?」
A「ヨーロッパがウクライナへの支援に疲れてしまうことだ。支援する側の蓄えにも限りがあるので。
ヨーロッパが、『ウクライナこそがロシアの侵略を食い止める防波堤なのだ』と理解するよりも前に、もっと早く支援してほしかった。ロシアの侵略は、ますます西へと広がっているのだから。
ご覧の通り、ドローンはすでにバルト三国に飛来している。ルーマニアにもモルドバにも、すでに現れている。
私が恐れているのは、ヨーロッパが手を引いてしまい、ワシントンとモスクワの結びつきに怯えてしまうことだ。そして、アメリカからは独立した、自主的な政策を自ら進めることに怖気づいてしまうことだ。
私は、ヨーロッパがこの自主性と勇気を保ってくれることを、心から願っている。ここでは、ある種の政治的な勇気が必要なのだ。
ウクライナにはヨーロッパの支援が必要不可欠だ。
そして、支援が可能な限り大規模なものになるよう、あらゆることをしなければならない」
Q「あなたの夢は何か?」
A「私は、戦争が終わることを夢見ている。プーチンが消えてしまうことを夢見ている。ただ、消えてほしい。どういう形であれ、彼がいなくなってほしい。そして、自分の国に帰国することができるようになってほしい。
いや、私が夢見ていることについて、もう少し話したい。
私は、プーチンに対する裁判がハーグで行われることを望んでいる。
なぜなら、これは、罰として歴史に刻まれなければならないからだ。このことが、ただ何事もなかったように過ぎ去ってしまってはならない。
プーチンがただ老衰で死んで終わるようなことがあってはならない。彼はミロシェヴィチ※のように、刑務所で最期を迎えるべきだ。
(※1990年代のユーゴスラビア紛争に深く関わったセルビアの政治家。戦争犯罪の罪でハーグで裁判を受けた)
そして、その姿を世界中が目にするべきだ。世界は、彼の怯えた目、落ち着きなく動く瞳、神経質に震える手を見なければならない。世界はそれを記録に残さなければならない。
それともう一つ、私は、ロシアが自らの過ちを認識してほしいと強く願っている。
ロシア、つまり国民のことだ。この戦争を支持し、今も支持し続けている人たちは、かつてドイツがそうしたように、自分たちの過ちを認めなければならない。
これは犯罪だったのだと、こんなことをしてはならなかったのだと」
youtube.com/watch?v=7-_fnPJO…
ロシア司法省は、「一時的制限措置」の対象となったロシア人のリストを公開した。
「一時的制限措置」は、ロシア国外に居住し、政治的または刑事上の罪状で欠席裁判により有罪判決を受けたロシア国民を対象としている。
対象となる罪状は、「ロシア軍の信用を失墜させた」罪、外国エージェント関連の法令違反、「望ましくない組織」に関する違反などが含まれる。
この、国外に居住するロシア人に新たな制限を課す法案は、昨年末に下院の第一読会を通過、その後今年7月に下院の第二読会および第三読会を通過し、8月にはプーチンによって署名され、成立した。
「一時的制限措置」のリストに掲載された人物は、以下のような制限を受ける可能性がある。
・新たな外国渡航用パスポートの取得禁止
・電子行政サービスの利用制限
・ロシアの銀行サービスの利用制限
・委任状の作成制限
・自動車などの車両の登録制限
・不動産の処分制限(売却や譲渡など)
また、公証手続きや領事手続き、電子署名の利用、金融資産へのアクセスについても制限が設けられているという。
非政府系人権擁護プロジェクト「第一課」や複数のメディアは、これらの措置を「市民としての死」、あるいは事実上の市民権の剥奪と評している。
リストに載った12名は以下の通り。
・ミハイル・ホドルコフスキー
・エカテリーナ・シュリマン
・エヴゲニー・チチヴァルキン
・ボリス・ジミン
・ウラジーミル・ミロフ
・マーク・フェイギン
・レオニード・ゴズマン
・マイケル・ナッキー
・アナスタシア・ブラコヴァ
・エレーナ・コテノチキナ
・アナスタシア・シェフチェンコ
・アレクセイ・ネステレンコ
dw.com/ru/minust-rf-zapustil…
ロシア司法省により新たに「外国エージェント」指定を受けた、2名の人物と4つの組織。
① マクシム・クルニコフ Максим Курников
(ジャーナリスト。オンライン出版物「こだま」の編集長。『ビルド』紙※のロシア語部門の主任編集者)
(※ドイツの挿絵入りタブロイド日刊新聞。ヨーロッパで最も売れている新聞の1つ。ロシアによるウクライナ侵攻が始まると、同紙は戦争に関する資料をロシア語で公開し始めた。さらに、YouTubeチャンネル「ロシア語版ビルド BILD на русском」が立ち上げられている)
② エレーナ・シュヴァロヴァ Елена Шувалова
(元モスクワ市議会議員という説明と、未登録政党「夜明け」のノヴォシビルスク支部長という説明があるが、同名の別人ではないかと思われる。どちらのシュヴァロヴァが指定されたのかは不明。なお「メドゥーザ」では、元モスクワ市議会議員で現在は「夜明け」党のノヴォシビルスク支部長、と記載されている)
③ 社会・政治プロジェクト「プロパガンダを超えて Beyond Propaganda」
④ 討論プロジェクト「政治の空間・ノヴォシビルスク Пространство Политика. Новосибирск」
⑤ 非営利団体協会「国際ドイツ文化連合 Международный союз немецкой культуры」
⑥ 有限責任会社「マヴィ・グループ Мави Групп」
(新聞『Moskauer Deutsche Zeitung(モスクワ・ドイツ新聞)』を発行)
kommersant.ru/doc/9059177
ミハイル・ホドルコフスキーの投稿。
☆ ☆ ☆
彼が一体何を復興させようとしているのか、私にはもう分からない。
もしソ連を復興させようとしているのなら、それは間違った考えだ。
今回の一連の出来事の結果、かつてソ連を構成していた国々は、ロシアとの関係を強化するどころか、むしろロシアとの関わりを避けるようになっている。
それも当然だ。いつ、どんな理由で、何十万人もの犠牲者と莫大な被害を出すような無謀な戦争を始めるか分からない人物がトップにいる国と、誰が付き合いたいと思うだろうか。しかも、その戦争はすでに5年目に入っているのだ。
プーチンが、自分のかなり理解しがたい目的を達成するために、一体どこまでやろうとしているのか、私には分からない。
その目的とは、隣国の領土の一部を奪うことだ。その隣国の人々は、今回の戦争が始まるまでは、ロシアと友好的な関係にあったのだ。
そして何より重要なのは、こんなことをしてもロシアにとって何一つ良い結果をもたらさないということだ。
荒廃した土地は復興させなければならない。
当然、そのための資金を西側諸国から得ることはできない。東方の国(中国)からも、おそらく資金は入ってこないだろう。併合された土地や占領された土地を、どの国も正式には認めないからだ。
結局、復興のためには、ただでさえ不足しているロシア自身の資金を投入しなければならなくなる。
要するに、すべてが何のためなのか、どこへ向かっているのか、さっぱり分からない。
しかし、プーチンにとっては、これがもはや取りつかれたように執着する考えになってしまったのだ。
facebook.com/reel/1533590435…
ヴォルゴグラードをスターリングラードに、サンクト・ペテルブルクをレニングラードに改称する法案を、ロシア連邦共産党に所属する下院議員アンジェリカ・グラズコヴァが、下院に提出。
この法案では、英雄都市※の歴史的な名称を復活させるとともに、それらの都市の名を改称することを法律で禁じることが提案されている。
(※第二次世界大戦での防衛戦や戦闘において、住民や兵士が示した英雄的な行為をたたえるため、ソ連が都市に与えた名誉称号)
「英雄都市は、大祖国戦争(第二次世界大戦中の対独戦争)の時代に使用されていた名称を持つものとする。英雄都市の改称は認められない」とある。
現在、ロシアで「英雄都市」とみなされているのは、モスクワ、ムルマンスク、ケルチ、レニングラード(現サンクト・ペテルブルク)ノヴォロシースク、セヴァストポリ、スモンレンスク、スターリングラード(現ヴォルゴグラード)。
また、ロシアの他の都市に「英雄都市」の称号を授与する場合は、大統領の提案に基づき、下院が決定することも、法案に盛り込むとしている。
さらに法案によれば、最高位の栄誉である「英雄都市」の称号を授与された都市には、ソ連のレーニン勲章と「金星章」メダルを描いた記念碑を設置するという。
毎年5月9日の戦勝記念日には、軍事パレードや市民による行進も行い、祝賀の礼砲を打ち上げることも定めるとしている。
rtvi.com/news/v-gosdume-pred…
これは、ソ連時代の戦争の記憶やスターリン時代の歴史的評価を、現在の法律や国家行事を通じて改めて強調しようとする動きの一つ。こうした動きは以前から見られるが、今回はとりわけ露骨。
作家ドミートリー・ブィコフの投稿。
☆ ☆ ☆
まさに「死の水」※こそ、歴史がロシア型国家体制に処方した薬なのだ。
(「死の水」はロシア民話に登場する不思議な水。身体を修復するが、生命までは戻さない水。現在のロシア国家はすでに中身が死んでいるのに、権力者たちが外見だけを取り繕い、その死を先延ばしにしている、という強烈な風刺)
この国家体制は1917年以来、どうしても滅びようとはしない。
時には血で、時には石油で潤され続けてきたが、どれも効かなかった。つまり、それらは病を治すどころか、ただ死に際の苦しみを長引かせるだけだった。
ついに「最高医」※も我慢の限界に達し、現在の姿をとったロシア帝国に、馬もひるむほどの、不死身のコシチェイ※にも効くほどのとてつもない量の「死の水」を処方した。これは効く。疑う余地はない。
(「最高医」はプーチンを暗に示していると考えられる)
(不死身のコシチェイは、ロシア民話に登場する邪悪で不死身の魔法使い)
この先は、同じくトルストイの言葉を借りよう。
「世の中を歩き回り、飲み食いまでしていた死体、セルプホフスコイ公爵の遺体は、ずっと後になってようやく土に埋められた。
彼の皮も肉も骨も、(馬のホルストメールと異なり)何の役にも立たなかった。彼の死体は、すでに20年もの間世の中を歩き回り、人々にとって大きな迷惑になっていた。だから、その死体を土に埋めることさえ、人々にとっては余計な厄介事でしかなかった。
彼はとうの昔に誰からも必要とされなくなり、誰にとっても迷惑な存在となっていた。
それなのに、死者を葬る死者たちは、この、たちまち腐り始めた膨れ上がった遺体に、立派な制服と上等な長靴を帰せ、四隅に新しい房飾りのついた立派な新しい棺に納める必要があると考えた。
さらに、その新しい棺を別の鉛製の棺に入れ、モスクワへ運び、そこで昔から眠っていた人々の骨を掘り起こし、まさにその場所に、新しい制服と磨き上げられた長靴を身につけた、腐りかけ虫がうごめくその遺体を押し込んだ。そして、すべてを土で覆ったのだ」
(トルストイ『ある馬の物語―ホルストメール』より)
もっとも、ピーサレフの言葉なら、さらに簡潔だ。
「政府の側に立つのは、貧しい民衆からだまし取ったり力ずくで奪ったりした金で買収された、ろくでなしどもだけである。
ロマノフ王朝とペテルブルクの官僚機構は滅びなければならない。
それら(腐りきった体制)を救うことは、どんな有能な大臣を連れてきても、どんな才能ある文人を味方につけてもできない(まあどうでもいいが)。
死んで腐りきったものは、おのずから墓穴に崩れ落ちるべきなのだ。
我々に残されているのは、最後のひと押しをしてやり、その悪臭を放つ死骸に泥を浴びせることだけである」
t.me/dmibykov/2157
ロシア司法省により新たに「外国エージェント」指定を受けた、2名の人物と1つの組織。
① ナオコ Наоко (本名はディアナ・ロギノヴァ Диана Логинова)
(ストリート・バンド「Stoptime」のボーカリスト。19歳)
② アレクサンドル・オルロフ Александр Орлов
(ストリート・バンド「Stoptime」のギタリスト)
※ペテルブルクの路上で活動していた「Stoptime」は、昨年10月、「外国エージェント」認定されたミュージシャンの曲を演奏した数日後に拘束、彼らには13日間の行政拘留が科された。その後、釈放されたが、釈放直後にまたもや拘束、11月には再度釈放されたが、特別拘置施設を出た直後にまたもや拘束され、三回目となる勾留が言い渡された。11月23日、ナオコとオルロフは時間差で釈放され、その日の内にロシアを出国した。
③ 運動団体「マリノヴィ・クリンー独立したクバン Малиновый клин – независимая Кубань」
(すでに過激派とみなされており、ロシア国内では活動が禁じられている)
gazeta.ru/social/news/2026/1…
ロシアでは、公職に就いている人物が犯罪を行っていると疑い、その疑惑を調査すること自体が、法律上「過激な活動」とみなされる。また、そうした調査や活動を支援することも「過激な活動」に当たるとされている。
つまり、公職にある人物の不正を告発したり、その疑惑を調べたりすることさえ、処罰の対象になりかねない。
さらにロシア当局は、「テロ行為への呼びかけ」「大規模暴動への呼びかけ」「政府当局者に対する暴力」などの罪について、刑事責任を問える年齢を16歳から14歳に引き下げた。
その結果、ロシア連邦金融監視庁の「テロリスト・過激派」登録リストには、未成年者も複数掲載されている。現在、登録されている最年少の女性は、2012年生まれだという。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、治安・捜査当局は、ロシア国民に対して「テロ関連」の刑事事件を相次いで立件してきた。
こうした事件の数は、近年、次のように増加している。
2022年:564件
2023年:624件
2024年:967件
2025年上半期:781件
こうした状況のなか、与党「統一ロシア」の議員と、下院の安全保障・汚職対策委員会の委員長が、関連する犯罪の処罰をさらに厳しくする法案を支持した。
今後、「テロ行為」や「大規模暴動」を呼びかけたとされる人々に対し、より重い刑罰が科される方向に進んでいる。
novayagazeta.ru/articles/202…
ジャーナリストであり、BBCロシア語放送のモスクワ支局で編集長を務めていたコンスタンチン・エッゲルトは、2014年のクリミア併合後、ロシアを離れた。
興味深い彼のロング・インタビューを、一部訳出。
【長文】
☆ ☆ ☆
Q「現在ロシアの政治体制は、どのような方向へと変容しつつあるか」
A「私は、この体制(システム)が自然な形で進化しているように思う。
戦争という状況の下で、体制は当然、より慎重になり、自らの身を守るための備えを強化している。だからこそ、体制はより強権的になり、より警戒心を強めているのだ。
例えば、ヤブロコ党のような(反戦)政党があったとしても、選挙結果に影響を及ぼすことはできない。
結局、当局は好きなだけ票を(不正に)書き連ねるのだから。ヤブロコ党のような政党が何かについて発言することさえ、当局は望んでいない。
今や明らかなことだが、当局はもはや、体裁を取り繕うための外見的な装飾さえ必要としていない。長年その役割を果たしてきたのが、まさにヤブロコ党のような存在だったが。
明らかなのは、秘密警察の人間たちの役割と、その心理が、今や支配的になり始めているということだ。
私は、彼らを『特務機関』と呼ぶのは好きではない。特務機関なら、リトアニアにも、スペインにも、アルゼンチンにも、もちろんアメリカにもある。
しかし、ロシアにあるのは、“秘密警察”なのだと理解する必要がある。これは、KGBの新たな登場なのだ。
彼らの世界観が、今や支配的になり始めているのは明らかだ。そのため、この体制は、民主主義や意見の多様性といったものを装う最後の要素をも投げ捨てようとしている。
繰り返すが、失われつつあるのは、意見の多様性そのものの最後の要素ではなく、そうしたものがあるかのように見せかける最後の手段なのだ。
もう、何かを装う必要すらなくなったのだ。スルコフが考案した、あの洗練された政治的な仕掛けも、もはや誰にも必要とされていない。すべてを極めて単純なものにしなければならない。
そういう意味で、この体制は結局のところ、最初から本来そうであったものへと変わりつつあるのだ。ただ、それは一連の進化の過程で隠されていたものであり、進化は極めて論理的な方向に進んでいた。
私は2014年に、これがどこへ行き着くのかを理解した。
(体制の)方向性は、この体制の本質そのものに最初から組み込まれていた。
法による取り繕いがほとんどなく、あまりに露骨な形で権力がエリツィンからプーチンに引き渡された時点で、すでに内在していたのだ。
当時、プーチンは『後継者』と呼ばれていた。
プーチンがKGB出身であり、自分の周囲を同じKGB出身者たちで固めたという事実は重要だ。
彼らには、特有の心理がある。それは不信感であり、撤退した陰謀論的な世界観だ。
とりわけ、アンドロポフ時代のKGB出身者たちは、フリーメーソンのロッジなどに強い関心を持っていた。世界を裏で操っている秘密の勢力が存在する、という考え方だ。
そして、今日では、そうした心理を持つ人々が、戦争を指揮する側にいるのだ。
私は、1999年から2000年にかけて、あのような形で権力が移譲されたことを考えると、現在の権力者たちの多くも、何らかの形で、まったく同じように権力が引き継がれることを望んでいるのではないかと思う。
私が思うに、この体制の将来について、まだ十分に議論されていない興味深い問題がある。
それは、現在のロシアの支配層には、すでに数多くの子どもたちが育っているということだ。つまり、彼らの息子たちもまた、将軍になりたいのだ。
彼らはこのような状況をどのように見ているのだろうか。どのようにして権力を手に入れようと考えているのか。そもそも本当に権力を引き継ごうとしているのか。
これは体制の将来を考える上で、非常に興味深い問題だ」
Q「後継者を通じた権力の移行は可能か?」
A「1999年から2000年にかけて行われたような、後継者を通じた権力移譲は、現在の政治体制の下では不可能だ。
それは、はるかに難しくなるだろう。
というのも、私の強い確信だが、プーチンが健康でクレムリンに居座っている限り、状況は悪化する一方だからだ。
そして何より重要なのは、ウクライナに対する侵略が続くということだ。この点について、私にはまったく疑いがない。
私の考えでは、プーチンにとってこの戦争はもはや、ある一連の目標を達成したら戦闘を終結させる、という意味での戦争ではなくなっている。
プーチンにとって、戦争は人生の意味そのものになってしまったのだと思う。
彼はこれからも、国内向けに何か新しい目標を設定するだろう。
しかし、私が思うに、彼はすでに、キーウに傀儡政権を据えることはできないと理解したのではないか。おそらく、2022年にはそれを望んでいたのだろう。
つまり、そこに新たなヤヌコーヴィチのような人物を据え、自分の言いなりにさせるつもりだった。朝になれば、その人物が電話をかけてきて、『プーチン殿、今日は朝食に紅茶とコーヒー、どちらを飲めばよろしいでしょうか』と尋ねてくる。そんな具合だ。
もしプーチンが、それは実現できないと理解しているのなら、いろいろなことが説明できるようになる。
彼(プーチン)が目標としているのは、ウクライナを征服することではなく、ウクライナという国家そのものを破壊することなのだ。
私が思うに、彼にとってドンバスを支配することは、一種の象徴に過ぎない。実際的な目的というよりも、ウクライナの国家としての存率を破壊し、国を崩壊させることが狙いなのだ。
そして、ロシア国民にこう説明したいのだろう。
『ほら、見てみろ。民主主義だのマイダン革命だの求めると、どうなるか。こういう結末になるんだ。あいつらは持ちこたえられなかった。あの体制は崩壊した。いや、我々は少し後押ししただけで、すべてが崩れ落ちたのだ。
確かに5年かかったが、それは西側が支援していたからだ。そうでなければ、3日で崩壊していただろう。それに、あれはNATOだった。我々はNATOに勝ったのだ。ところが、今そこには何も残っていない。見ての通り、空っぽだ』
私は、プーチンがこうしたことを望んでいるのだと思う。彼は非常に執念深い人間だからだ。
今や彼は、これまで5年続いてきたウクライナでの失敗に対し、ウクライナにただ復讐している。
なぜなら、これほどの規模の国が、これほど武装しているにもかかわらず、自国の3分の1以下の規模しかなく、核兵器も持たないような国を支配下に置けないというのは、間違いなく失敗だからだ。
ちなみに、クレムリンの中にいる多くの人々も、そのことを理解しているはずだと思う。クレムリンという大きな組織の中にいる人々、そして、あの人々の子どもたちも、当然それを理解しているはずだ。
しかし、彼らが皆恐れていることは明らかだ。なぜなら、彼ら一人一人について、弱みや不都合な情報を記録したファイルがあるからだ。
彼らが口を開けば、すぐさま口を封じられてしまう。文字通り、同時に口を封じられるわけだ。
私はほぼ確信しているが、彼らは自分たちのサウナや別荘などで、誰にも盗聴されていないと思っている時には、こんな話をしているだろう。
『いや、これはもう行き詰まりだ。何をやっても意味がない。だが、プーチンが指揮を執っている限り、すべてはこのまま続くだろう』」
なお、エッゲルトは、ジャーナリストの責任について、次のように語っている。
「問題の原因の一つは、メディアがオリガルヒに買収され、彼らの意向に左右されるようになったことだと思う。
単に資本家がメディアを買収した、という話ではない。資本家がメディアを所有すること自体は、別に珍しいことではない。たとえば、『ウォール・ストリート・ジャーナル』だって資本家の所有物だ。
問題は、メディアを買収した人々が、それを主としてクレムリンに対する影響力を行使するための道具として利用したことだ。あるいは、クレムリンから『これを手に入れて、管理しておけ』と指示されていた人々がいたことだ。
これは、普通のビジネスとは少し違う。そもそも、第一の目的はビジネスではなかった。
メディアをビジネスとして成功させた人々ですら、当初の目的は別のところにあった。
例えば、(ウラジーミル・)ポタニンでも(ロマン・)アブラモヴィチ※でもいいが、彼らはイーロン・マスクでもスティーブ・ジョブスでもない。
彼らの人生観はまったく違う。(彼らにとっては)ロシアの支配層のヒエラルキーの中でどの位置を占めるかというのが、問題なのだ。
(※ポタニンもアブラモヴィチもオリガルヒ)
彼らは自由に活動する独立した実業家というより、上に従属する立場の人間であり、お金を預けられて、それを一時的に管理させてもらっている人だ。
こうした関係が、ロシアのメディアに大きな影響を与えた。
そして、ジャーナリストたちも影響を受けた。私自身についても話そう。
私が『コメルサント』※で働いていた頃のことだ。もちろん、給料は非常に良かった。待遇も申し分なかった。そして、そうしたことが人間に影響を与えるのは当然だ。
(※ロシアを代表する有力な経済・政治系メディア。新聞だけでなく、ラジオ局やニュースサイトも運営)
正直にいうと、今振り返ってみて、あの時期に自分がそこにいたことについて、少し恥ずかしく感じることもある。個人的には、自分がとんでもなく恥じるべきようなことをしたとは思っていない。もちろん、間違いもあった。それは気分のいいものではない。
結局のところ、自分も利用されていたのだと気づくわけだ。
そして、最も重要なのはここだ。
これは、ロシアの多くのジャーナリストや知識人が犯した過ちだったと思う。
『今の状況がどういうものであるかは分かっている。それでも、自分だけはなんとか何かを守り抜こう』と考えたのだ。
しかし、大部分の人は結局、こうした状況の中でうまく立ち回ろうとしても失敗してしまう。
自分よりもはるかに強大な機械のような権力と向き合うことになるからだ。
そして、ある意味では、自分の良心とも妥協することになる。
例えば、2011年から2012年にかけて、私たちが『コメルサント』で行っていた報道は、質の高いものだった。当時、モスクワで抗議活動をしていた人々の間でも非常に人気があった。
ところが、アリシェル・ブルハノヴィチ・ウスマノフ※は、編集長に直接電話をかけ、指示を出していた。私の推測だが、同僚たちの話を聞く限り、その指示は大統領府のグロモフ※など、政権の関係者から直接届いていたようだ。
(※ウスマノフはオリガルヒの一人。『コメルサント』を所有する大富豪)
(※アレクセイ・グロモフは、大統領府でメディアを担当する政権幹部)
そういう状況だったのに、私には、こう言って辞めるだけの勇気がなかった。
『もうここを去るべきだ。結局、(我々の報道は)すべて偽物であり、表向きの飾りに過ぎない。たとえ、この劇場に加わり、何らかの役を演じることが楽しくても、所詮は芝居なのだ。自由な市民社会が存在するかのように見せかけるための、単なる演出に過ぎない』
アメリカの『ウォール・ストリート・ジャーナル』との違いは、たとえ話として言えば、こういうことだ。
同紙が今もマードック家の所有なのか、私は忘れてしまったが、いずれにしても、マードックのところにアメリカ大統領、イギリス首相、オーストラリア首相が電話をかけてきて、『ねえ、ルパート※、銀行危機についてのあのコラムを取り下げくれないか』などと言うことはできない。そして、メディア側が『首相閣下、ご心配なく。すべて仰せの通りに』と応じるようなことも。
(※ルパート・マードック。世界有数のメディア王)
そもそも、そんなことができる仕組みにはなっていない。
だが、ロシアでは、それができる。昔もそうだったし、今もそうだ。
そういう意味では、私も間違いなく、あの劇場の一部だったのだ。そして、そのことについて、やはり恥ずかしく思っている」
youtube.com/watch?v=PNn-AjHc…
ロシア司法省により新たに「外国エージェント」指定を受けた、4名の人物と1つの情報発信サイト。
① チムール・アリエフ Тимур (Теймур) Алиев
(映画評論家。映画・文化関連のメディアで映画やドラマに関する記事を執筆。アリエフは、ロシアにおける映画の上映(配給)許可証について、許可制ではなく、届け出制とすることを支持している)
② ロマン・マロゼモフ Роман Малоземов
(ノヴォシビルスク出身の弁護士、社会活動家。ノヴォシビルスクで歴史的建造物や都市環境を守るための運動に参加、市議会議員選挙にも立候補していた。2026年春には、同地で行われていた家畜の殺処分に講義し、ビケを張った。マロゼモフは自身のTelegramチャンネルに次のように投稿。
「まず第一に、もう分かった。この(外国エージェントの)刻印は、社会の人々が私に対する信用をなくすよう作られたものだが、当初の狙い通りには機能していない。なぜなら、私に寄せられる支援の言葉が数え切れぬほどあるからだ。
第二に、指定されることは予想していた。最近の選挙で、共産党の人々がそのことをほのめかしていたから。『FSBが、私が農家を支援していることに不満を持っている』と、伝えてきたのだ。
つまり、外国エージェントという刻印は、困難な状況に陥った人々を助ける者に押されるということだ。私には、人権擁護活動をやめるべき道徳的な理由も法的な理由もまったく見当たらない」)
t.me/roman_nasvyazi/1206
③ ムスリム・サトゥエフ Муслим Сатуев
(チェチェン人のブロガー)
④ イシュムラト・ハイブリン Ишмурат Хайбуллин
(バシコルトスタン共和国のイスラム学者、宗教活動家)
⑤ Telegramチャンネル「悪いクールスク娘 Плохая куряночка」
interfax.ru/russia/1121440
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、戦争とプーチン政権に反対するさまざまなプロジェクトが、ロシア人によって立ち上げられてきた。
その中でも、特に活発に活動を広げているプロジェクトの一つが、グリゴーリー・スヴェルドリンによって立ち上がったプロジェクト「森へ行け」だ。
軍への招集や戦争への参加を拒む人々を支援している。
今月、同プロジェクトは活動開始から4周年を迎えた。運営メンバーは、活動を支えるボランティアや寄付者、支援団体をはじめ、プロジェクトを取り上げてきたジャーナリストや海外メディアに、深い感謝の意を表した。
同プロジェクトによると、2023年は380人の軍人の脱走を支援し、2024年は1,107人、2025年は1,103人だったという。そして2026年は、1~8月のわずか8か月間で支援した人数はすでに1,041人に達し、前年1年間の人数に迫っている。
活動開始からの4年間を振り返り、同プロジェクトは次のように語っている。
「この四年間で、私たちに支援を求めてくる人々も変化してきた。
当初、相談の大半を占めていたのは、動員令によって招集された兵士たちだった。
その後、職業軍人からの相談が大量に寄せられるようになり、さらに志願兵や、自ら契約を結んだ人々(民間軍事会社と契約した人も含む)からの相談が増えた。当時の相談では、『妻と喧嘩して、戦場へ行った』というような話が繰り返し聞かれた。
その後、刑務所の受刑者からの相談が多くなった。
彼らは刑務所や拘置所で、軍と契約を結んでいた。
続いて増えたのは、契約を結ぶ際にだまされたり、脅迫されたりした人々だ。
後方勤務や民間の仕事を約束されていたのに、実際には突撃部隊へ送られた人もいた。また、借金を抱えていたために契約を結び、その結果、やはり突撃部隊に送られた人もいた。
やがて、兵役中に軍との契約を結んだ徴集兵※からの相談も寄せられるようになった。
(※徴集兵が一年間の兵役を終える前に軍と契約を結ぶよう勧められ、当初の予定とは異なり長期の軍務や、戦闘への参加に巻き込まれることがある)
現在、彼らは相談者の中でも特に目立つグループとなっている。
徴集兵たちは、『契約は形式的なものに過ぎない』『今いる部隊にそのまま残れるし、戦場に送られることもない』といった説明を受ける。まだ、金銭や進学、家の近くでの勤務、あるいはドローン部隊への配属などが約束される。
ある徴集兵は、部隊に到着してわずか5日後に、『家の近くで勤務できるし、契約を解除することもできる』と断言された。
別の徴集兵は、二つの選択肢を提示された。3か月間の訓練を含む1年間のドローン部隊との契約を結ぶか、それとも『突撃作戦』に送り込まれるか、というものだ。
また、別のケースでは、ある将校が徴集兵2人に対し、金曜日までに契約を結ぶよう要求し、さもなくば『お前たちは全員、眠れなくなるぞ』と脅した。
刑務所からの相談は減ったが、私たちの元には今も、未決拘禁施設(СИЗО)や警察署で契約を結ぶよう強要されている人々からの相談が寄せられている。
勧誘の手口は同じだ。まず本人に、実刑判決を受けることや、最も重い刑罰を科されることをちらつかせて脅す。その上で、刑事事件を終結させる、あるいは刑務所に入らずに済むことと引き換えに、軍との契約を結ぶよう持ちかけるのだ。
私たちが受けた相談のある一つのケースでは、捜査官が、軍との契約を結ぶか、それとも8年から10年の懲役刑を受けるか、という二者択一を迫っていた。
2022年に動員され、今なお軍にとどまっている人々から、再び相談が寄せられるようになった。
この1年間で、外国人からの相談が目立って増えた。彼らは民間の仕事があると約束され、身分証明書などの書類を取り上げられた上で、前線に送られている。
ある人は、サラトフで運転手として働き、道路の補修作業に従事する仕事だと説明された。しかし、契約を結んだ後、彼はマリウポリに送られ、パスポートも返してもらえなかった。
また、パキスタン出身の医学生には、病院での有給実習が提案された。しかし、契約を結ぶと、何の訓練も受けないままに戦場に送り込まれた。
この4年間で、戦争に人々を勧誘する手口も、私たちに支援を求めてくる人々も変化してきた。
ただ一つ、変わらなかったことがある。それは、人々が常に、戦争に参加せずに済む方法を探していたということだ。この4年間で、私たちは3631人が戦争への参加を避けられるよう支援してきた」
t.me/iditelesom_help/8074?si…
小児ホスピス「灯台のある家」の代表リーダ・モニアヴァに対する刑事事件(「ロシア軍に関する偽情報拡散」の容疑)は、犯罪を構成する要件が認められないことを理由に打ち切られた。
彼女は「灯台のある家」の代表を辞任し去るつもりでいたが、事件が不起訴になったことを受けて、引き続き代表職にとどまることに。
dw.com/ru/lida-moniava-ostan…
さて、作家のボリス・アクーニンは数日前にFBで、自身が作成したアンケートにモニアヴァが寄せた回答を一部紹介している。
「今日のあなたにとってロシアとは何ですか」という質問に対し、モニアヴァは次のように回答している。
「ロシアは私の国です。
ロシアがウクライナで行っているさまざまな悪事にも、ロシア国内で起きているさまざまな悪いことにもかかわらず、私は自分の国であるここ、ロシアに身を置くことが、自分にとって重要だと考えています。
そして、私の国が病めば病むほど、自分がここにいることの意味は、私にとって大きくなります。
私にとってロシアは、よそよそしい他人事のような存在ではありません。部外者の立場から批判したり、論評したりできるようなものではないのです。
私はこの国の一部であり、私自身も、この国を構成する一人なのです。ロシアの問題は、私自身の問題です。
今、ロシア社会がこのような状態にあることが、私にはとても辛いです。
自分の国に対して大人として責任ある態度を取るということは、真実から目をそらさず、物事をありのままに、正直にその名前を呼ぶことだけではないと思います。
状況を改善するために、何かしようと努めることも含まれるのです。
問題は他人ではなく、自分たち自身にあるのだと気づき、それをほんの少しでも改善しようと努力すれば、もう問題についてあれこれ論じる気力も、そんなことをしたいという気持ちもなくなってしまうのです。
私たちは、自分自身と自分の国を変えるために、本当に大きな努力をしなければなりません」
facebook.com/borisakunin/pos…
一昨日モスクワで行われたロシア共産党の集会は、毎年の恒例の集会で、当局の許可を得ていたにもかかわらず、警察が介入して、60名以上の拘束者を出すこととなった。
この時街路にいた女性は、政権や治安当局について、次のように感情を露わに訴えた。
「私たちの子どもたちが殴られているのに、どうして黙っていられる?子供たちが殺されているのに、どうして黙っていられる?
私たちは今日、こうしたすべての状況を目の前にして、これは悪だ、これはファシズムだ、こんなことを我慢してはいけないと分かっている。
でも、彼ら(治安機関職員)は私たちの話を聞かない。まるでロボットのように何にも耳を傾けようとしない。彼らも私たちの子どもたちだ。彼らも私たちの仲間、人間だ。なぜ彼らがこんなことをするのか私には分からない、本当に分からない」
彼女の話を聞いていた一人の男性が答える。
「彼らには命令があるんだ」
彼女はさらにまくしたてる。
「命令だって?私にだって命令がある!私は敵からの命令には従わない。人を殺したりはしない。
私はひどい暮らしをしている。私から何もかもが奪われた。でも、私は誰も殺さないし、誰も傷つけない。誰かをこん棒で殴ったりもしない。
彼らは毎日のように、私たち国民のためにならない法律を作っている。
毎日、私たちが悪いことをしたかのように扱われる。
毎日、税金を取られる。毎日、年金のことで苦しめられる。毎日、裁判所の執行官がやってくる。
毎日、彼らは好き勝手に私たちを苦しめ、愚弄している。一体いつまでこんなことを続けるつもり?
国民にこう言ってみなさい、『列に並んでください、これから皆さんを一人ずつ食い尽くしていきます』と。
それでも、この国民は列に並ぶでしょうよ。私が保証しますよ。
便所の中でワクチン接種までした人たちですよ※1。切り株の上で投票した人たちですよ※2。投票所から選挙監視員を追い出した人たちですよ。この国民は、何だってやってしまう。
この国民を利用すれば、貴方たちは何でも成し遂げることができるわね。
だから勝つのはあなたたちでしょうよ」
(※1 ロシアではコロナ禍の時期に、ワクチン接種証明がないと仕事や公共施設の利用が制限される場合があった。その際、接種会場が不足し、ショッピングセンターの片隅や狭い場所で接種が行われたという話が広まった。「形だけ接種記録を作る」「とにかく命令に従う」といった社会風潮への批判)
(※2 2020年の憲法改正国民投票やその後の選挙では、コロナ対策を理由に屋外投票が導入され、その際、地方では簡易な投票所が作られ、実際に切り株やベンチを机代わりにして投票が行われる写真が広まった。その後、「形だけの選挙」を象徴する言葉になった)
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昨日10月4日(日)、モスクワ中心部のクラスノプレスネンスカヤ・ザスタヴァ広場で、ロシア共産党(КПРФ)が集会を開いた。党首のゲンナージー・ジュガーノフも演説。
集会には、数百人から2000人ほどが参加したとみられている。
参加者は広場から、1993年の事件でロシア最高会議ビル(ホワイトハウス)を守ろうとして亡くなった人々を追悼する記念碑まで行進した。
彼らは、「政治犯に自由を」「公正な選挙を」「ロスコムナゾールをなくせ」「皇帝を倒せ」などのスローガンを叫んだ。
この集会は、当局から正式な許可を得ていたにもかかわらず、いつもの如く、警察が集会に介入。
二度にわたって参加者を拘束し、合わせて65人が拘束されたという。
集会は、1993年10月に起きた「10月政変」で、ロシア最高会議ビル(ホワイトハウス)が砲撃された事件の日に合わせて開催された。ロシア共産党は毎年、この事件を追悼するイベントを開催している。
拘束された人の中には、共産党員だけでなく、ヤブロコ党の活動家も含まれていたと報じられているが、ただしヤブロコ側は、そのことについて「把握していない」とコメントしている。
ちなみに、チュメニ州のトボリスクでも、下院選挙での不正操作に抗議する集会が開かれている。
主催したのは、エカテリーナ・ドゥンツォヴァ率いる未登録政党「夜明け」と、ロシア共産党。参加者は60人ほど。
svoboda.org/a/na-mitinge-kpr…
昨日10月4日(日)、モスクワ中心部のクラスノプレスネンスカヤ・ザスタヴァ広場で、ロシア共産党(КПРФ)が集会を開いた。党首のゲンナージー・ジュガーノフも演説。
集会には、数百人から2000人ほどが参加したとみられている。
参加者は広場から、1993年の事件でロシア最高会議ビル(ホワイトハウス)を守ろうとして亡くなった人々を追悼する記念碑まで行進した。
彼らは、「政治犯に自由を」「公正な選挙を」「ロスコムナゾールをなくせ」「皇帝を倒せ」などのスローガンを叫んだ。
この集会は、当局から正式な許可を得ていたにもかかわらず、いつもの如く、警察が集会に介入。
二度にわたって参加者を拘束し、合わせて65人が拘束されたという。
集会は、1993年10月に起きた「10月政変」で、ロシア最高会議ビル(ホワイトハウス)が砲撃された事件の日に合わせて開催された。ロシア共産党は毎年、この事件を追悼するイベントを開催している。
拘束された人の中には、共産党員だけでなく、ヤブロコ党の活動家も含まれていたと報じられているが、ただしヤブロコ側は、そのことについて「把握していない」とコメントしている。
ちなみに、チュメニ州のトボリスクでも、下院選挙での不正操作に抗議する集会が開かれている。
主催したのは、エカテリーナ・ドゥンツォヴァ率いる未登録政党「夜明け」と、ロシア共産党。参加者は60人ほど。
svoboda.org/a/na-mitinge-kpr…
藤崎 蒼平 retweeted
戦争が始まって局を退職し、亡命した元人気キャスターのジャンナ・アガラコワさん。昨日まで来日していました。もうすぐ彼女のドキュメンタリー映画『さよなら、私のロシア』が公開されます。littlegraywolf.jp/
私は字幕監修でお手伝いしました。人間らしい苦悩と勇気ある選択に心が揺れます。
This quoted post is unavailable.
ロシア司法省により新たに「外国エージェント」指定を受けた、2名の人物と2つのプロジェクト。
① ジャンナ・ネムツォヴァ Жанна Немцова
(ジャーナリスト、テレビ司会者、社会活動家。2015年に暗殺された野党政治家ボリス・ネムツォフの娘であり、「ボリス・ネムツォフ基金」を創設)
② ルスタム・フアジェフ Рустам Хуажев
(チェルケス人の政治家、弁護士、社会活動家。チェルケス人による民族解放運動を代表する人物であり、「自由諸民族連盟 Лига Свободных Наций」の幹部会メンバーである。また、「世界チェルケス機関 World Circassian Agency」とも関係がある。金融監視庁が管理する「テロリスト・過激主義者」リストにすでに加えられている)
③ プロジェクト「ナヴァリヌイ・チーム Команда Навального」
(故野党政治家ナヴァリヌイとその仲間たちによって結成された、社会政治運動およびメディア媒体)
④ 情報発信サイト「蘇生 Реанимация」
svoboda.org/a/minyust-rossii…
9月28日、第九回召集ロシア連邦国家院(下院)の第一回本会議を準備する、臨時作業部会が開かれた。
そこで、ロシア共産党は、ドミートリー・ノヴィコフを下院議長に指名。
与党「統一ロシア」からは、ヴャチェスラフ・ヴォロジンが議長候補として推薦された。
下院の規則にのっとり、この議長選出は秘密投票ではなく公開投票で行うことが提案され、作業部会の責任者であるヴィクトル・ピンスキーは、次のように語った。
「つまり、複数の候補者から一人を選ぶ方式で、議員は候補者一人のみに投票することになります。そのため、電子投票集計システムを使用することを提案します」
interfax.ru/russia/1118975
さて、9月30日、下院の初会議が開かれた。
そこでノヴィコフは議長候補として演説した中で、電子投票と、三日間にわたって選挙が実施されることを批判、こういったことは「統一ロシア」に有利な形で選挙結果が改ざんされる可能性があると指摘した。
例としてノヴィコフは、アルタイ共和国の選挙結果を提示。
彼によれば、紙で行われた通常の投票所では共産党が38%の得票率を獲得して「統一ロシア」を上回ったのに対し、電子投票では「統一ロシア」が約60%を獲得したという。
ノヴィコフは、「統一ロシア」が自らの勝利を確信しているのであれば、ロシア共産党が提案している、電子的遠隔投票と三日間にわたる投票を廃止する案を支持するはずだと述べた。
facebook.com/watch/?v=107457…
ちなみに、ヴャチェスラフ・ヴォロジンが再び議長に選出された。


