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檀一雄の弟である祖父に聞いた話をもとに、まだ世に出てない檀の逸話をまとめました。少しセンシティブな内容かもしれないけれど、真摯に書いたつもりです。半分弱は無料で読めます。
今だからギリ語れる、祖父からみた「兄・檀一雄」|まぷ | 旅×ご飯×歴史 note.com/yamambaaa/n/n0c0b9d…
タカイワ マサ:里山暮らし retweeted
分かりみが深い…。
あおきも高知の田舎に移住してようやく"季節の移ろい"というものがわかってきました。
日本に生まれて30年も経つのに、自分はどれだけ季節を知らない人間だったのか…と思い知らされました。
都会では、旬はスーパーの季節物コーナーに行かないとわからないですが、田舎では身近な自然が
『目で、耳で、鼻で、口で、空気で』
教えてくれます。
それがとても心地よくて、度々「人間は自然に生かされているんだよなぁ」と考えさせられます。旬が身近に感じられるって贅沢だなぁと。
移住が季節を教えてくれました。
出版社を辞めて八百屋さんで働き始めて半年が経った。
「会社辞めて、なにしてるの?」
東京の知人に聞かれる。
「暇じゃないの?」
暇ではけっしてない。栃木の八百屋さんでバイトをしているから。
家から車で少しいったところにある、地元密着型の店だ。野菜や果物を詰めたり、コンテナで運んだり、運動したことのない私にとっては疲労困憊の毎日だ。
「飽きないの?」
飽きることはない。ここで働いていると、「自分はなんて物を知らなかったんだ」と思うことばかりだ。私は世の中のことをなにも知らないくせに、なんでも知ったふうに振る舞って、記者をやってきた。
例えば紫蘇の実。
ある日、袋に入った緑色のつぶつぶを見て、お客さんが「紫蘇の実が出てる! 秋だねえ」と呟いた。
「紫蘇の実ってなに?」と思った。茹でて塩漬けや醤油漬けにして食べると最高だという。
さっそく買って、塩漬けにして白飯にかけてみた。美味しい。プチプチとした食感と、紫蘇の爽やかな香りが口内で広がる。私にとって、新しく秋の味覚に加わった。
これだけではない。季節というものを、私は何も知らなかった。
春になると、地元で採れた梅の実が店頭にずらりと並ぶ。梅酒や梅干し作りのシーズンだ。同時に、赤紫蘇も並ぶ。梅干しが赤色なのは、この赤紫蘇とともにつけているからなのだ。もちろん、市販だと着色料を使っていることも多いが。
夏野菜は少し怖い。
茄子、胡瓜、ピーマンがパンパンの大きさに成長して出荷される。それまでの1/3くらいの価格で売られるようになる。この、ものすごいまでの勢いは、真夏の到来と自然の脅威みたいなものを容赦なく教えてくれる。
「食欲の秋」と言うが、その言葉もここで働いてから実感した。栗、りんご、サツマイモ、椎茸、カボチャ、大根、ごぼう……他所から入荷していた野菜が地場で採れるようになり、店頭を彩っていく。
働き始めはとにかく間違えてばかりだった。野菜の価格は毎日目まぐるしく変動する。レジ打ちも人生で初めてだった。
でも、八百屋にくるお客さんは総じて優しい。みんな顔見知りだし、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」で出迎えるようになった。
働きたてのときは私のミスのせいで「何回間違えんだ!」と溢していたお客さんが、最近は「腰だいじけ?」と心配してくれるようになった。
「今日は暑いから気をつけてね」「今日は寒いから気をつけてね」と毎回気にかけてくれる、名前もわからないおばあちゃん。今年亡くなった祖母を思い出して、話していると自然に涙が出そうだ。
もうじき、本格的に寒くなる。
店頭は冷蔵庫が温かく感じるほど冷えるという。
怖いけれど、白菜やネギなど冬だからこそ美味しい野菜も増える。きっとまた私が初めて知る旬もたくさんやってくる。
食材を通して知る一年が楽しみだ。「今年も春が来たねえ」と、梅を見て迎えることが楽しみで仕方ない。
夫の知人3名を東京から招いて酒宴を開きました。もちろんお酒は渡邉酒造の旭興。大子町の味しみ玉こんにゃくwith栃木三鷹唐辛子風味、椎茸ステーキ、いただきもののカボチャのグラタン。一番みんなが感嘆の声を上げたのは土鍋で炊いた新米と養鶏場の卵だったかも……。また来週も来客が来るから頑張るぞー!
取材して記事を書きました。
農地の交付金「2億円超」が過大支給、宅地や駐車場にも…自治体の確認不足発覚、返還求められた住民は困惑(弁護士ドットコムニュース)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/4a…
タカイワ マサ:里山暮らし retweeted
さすがに出版社勤務だけあって読みやすい文章です
私は東京近郊の田舎育ちなので、書かれているような
内容は子供時にすべて経験済みです
いちいち内容に納得しました
どうか今の生活を楽しんで下さい
人生に無駄なことなんて無いといいます
出版社を辞めて八百屋さんで働き始めて半年が経った。
「会社辞めて、なにしてるの?」
東京の知人に聞かれる。
「暇じゃないの?」
暇ではけっしてない。栃木の八百屋さんでバイトをしているから。
家から車で少しいったところにある、地元密着型の店だ。野菜や果物を詰めたり、コンテナで運んだり、運動したことのない私にとっては疲労困憊の毎日だ。
「飽きないの?」
飽きることはない。ここで働いていると、「自分はなんて物を知らなかったんだ」と思うことばかりだ。私は世の中のことをなにも知らないくせに、なんでも知ったふうに振る舞って、記者をやってきた。
例えば紫蘇の実。
ある日、袋に入った緑色のつぶつぶを見て、お客さんが「紫蘇の実が出てる! 秋だねえ」と呟いた。
「紫蘇の実ってなに?」と思った。茹でて塩漬けや醤油漬けにして食べると最高だという。
さっそく買って、塩漬けにして白飯にかけてみた。美味しい。プチプチとした食感と、紫蘇の爽やかな香りが口内で広がる。私にとって、新しく秋の味覚に加わった。
これだけではない。季節というものを、私は何も知らなかった。
春になると、地元で採れた梅の実が店頭にずらりと並ぶ。梅酒や梅干し作りのシーズンだ。同時に、赤紫蘇も並ぶ。梅干しが赤色なのは、この赤紫蘇とともにつけているからなのだ。もちろん、市販だと着色料を使っていることも多いが。
夏野菜は少し怖い。
茄子、胡瓜、ピーマンがパンパンの大きさに成長して出荷される。それまでの1/3くらいの価格で売られるようになる。この、ものすごいまでの勢いは、真夏の到来と自然の脅威みたいなものを容赦なく教えてくれる。
「食欲の秋」と言うが、その言葉もここで働いてから実感した。栗、りんご、サツマイモ、椎茸、カボチャ、大根、ごぼう……他所から入荷していた野菜が地場で採れるようになり、店頭を彩っていく。
働き始めはとにかく間違えてばかりだった。野菜の価格は毎日目まぐるしく変動する。レジ打ちも人生で初めてだった。
でも、八百屋にくるお客さんは総じて優しい。みんな顔見知りだし、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」で出迎えるようになった。
働きたてのときは私のミスのせいで「何回間違えんだ!」と溢していたお客さんが、最近は「腰だいじけ?」と心配してくれるようになった。
「今日は暑いから気をつけてね」「今日は寒いから気をつけてね」と毎回気にかけてくれる、名前もわからないおばあちゃん。今年亡くなった祖母を思い出して、話していると自然に涙が出そうだ。
もうじき、本格的に寒くなる。
店頭は冷蔵庫が温かく感じるほど冷えるという。
怖いけれど、白菜やネギなど冬だからこそ美味しい野菜も増える。きっとまた私が初めて知る旬もたくさんやってくる。
食材を通して知る一年が楽しみだ。「今年も春が来たねえ」と、梅を見て迎えることが楽しみで仕方ない。
タカイワ マサ:里山暮らし retweeted
ゲーテでしたっけ?
「私は、驚くためにいる」
を思い出します。
出版社を辞めて八百屋さんで働き始めて半年が経った。
「会社辞めて、なにしてるの?」
東京の知人に聞かれる。
「暇じゃないの?」
暇ではけっしてない。栃木の八百屋さんでバイトをしているから。
家から車で少しいったところにある、地元密着型の店だ。野菜や果物を詰めたり、コンテナで運んだり、運動したことのない私にとっては疲労困憊の毎日だ。
「飽きないの?」
飽きることはない。ここで働いていると、「自分はなんて物を知らなかったんだ」と思うことばかりだ。私は世の中のことをなにも知らないくせに、なんでも知ったふうに振る舞って、記者をやってきた。
例えば紫蘇の実。
ある日、袋に入った緑色のつぶつぶを見て、お客さんが「紫蘇の実が出てる! 秋だねえ」と呟いた。
「紫蘇の実ってなに?」と思った。茹でて塩漬けや醤油漬けにして食べると最高だという。
さっそく買って、塩漬けにして白飯にかけてみた。美味しい。プチプチとした食感と、紫蘇の爽やかな香りが口内で広がる。私にとって、新しく秋の味覚に加わった。
これだけではない。季節というものを、私は何も知らなかった。
春になると、地元で採れた梅の実が店頭にずらりと並ぶ。梅酒や梅干し作りのシーズンだ。同時に、赤紫蘇も並ぶ。梅干しが赤色なのは、この赤紫蘇とともにつけているからなのだ。もちろん、市販だと着色料を使っていることも多いが。
夏野菜は少し怖い。
茄子、胡瓜、ピーマンがパンパンの大きさに成長して出荷される。それまでの1/3くらいの価格で売られるようになる。この、ものすごいまでの勢いは、真夏の到来と自然の脅威みたいなものを容赦なく教えてくれる。
「食欲の秋」と言うが、その言葉もここで働いてから実感した。栗、りんご、サツマイモ、椎茸、カボチャ、大根、ごぼう……他所から入荷していた野菜が地場で採れるようになり、店頭を彩っていく。
働き始めはとにかく間違えてばかりだった。野菜の価格は毎日目まぐるしく変動する。レジ打ちも人生で初めてだった。
でも、八百屋にくるお客さんは総じて優しい。みんな顔見知りだし、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」で出迎えるようになった。
働きたてのときは私のミスのせいで「何回間違えんだ!」と溢していたお客さんが、最近は「腰だいじけ?」と心配してくれるようになった。
「今日は暑いから気をつけてね」「今日は寒いから気をつけてね」と毎回気にかけてくれる、名前もわからないおばあちゃん。今年亡くなった祖母を思い出して、話していると自然に涙が出そうだ。
もうじき、本格的に寒くなる。
店頭は冷蔵庫が温かく感じるほど冷えるという。
怖いけれど、白菜やネギなど冬だからこそ美味しい野菜も増える。きっとまた私が初めて知る旬もたくさんやってくる。
食材を通して知る一年が楽しみだ。「今年も春が来たねえ」と、梅を見て迎えることが楽しみで仕方ない。
タカイワ マサ:里山暮らし retweeted
わかるなぁ。
季節の巡りと共に自然の恵み(=楽しみ)や有難みを知ると、多忙だったバリキャリの頃には戻りたくなくなる。都会の生活より不便が増えたとしても…(というか、その不便さえも輝きに化ける事が多々あるンよ)。
向き不向き、あると思うけど四季を間近に感じる田舎生活、なかなか良いので㌃。
出版社を辞めて八百屋さんで働き始めて半年が経った。
「会社辞めて、なにしてるの?」
東京の知人に聞かれる。
「暇じゃないの?」
暇ではけっしてない。栃木の八百屋さんでバイトをしているから。
家から車で少しいったところにある、地元密着型の店だ。野菜や果物を詰めたり、コンテナで運んだり、運動したことのない私にとっては疲労困憊の毎日だ。
「飽きないの?」
飽きることはない。ここで働いていると、「自分はなんて物を知らなかったんだ」と思うことばかりだ。私は世の中のことをなにも知らないくせに、なんでも知ったふうに振る舞って、記者をやってきた。
例えば紫蘇の実。
ある日、袋に入った緑色のつぶつぶを見て、お客さんが「紫蘇の実が出てる! 秋だねえ」と呟いた。
「紫蘇の実ってなに?」と思った。茹でて塩漬けや醤油漬けにして食べると最高だという。
さっそく買って、塩漬けにして白飯にかけてみた。美味しい。プチプチとした食感と、紫蘇の爽やかな香りが口内で広がる。私にとって、新しく秋の味覚に加わった。
これだけではない。季節というものを、私は何も知らなかった。
春になると、地元で採れた梅の実が店頭にずらりと並ぶ。梅酒や梅干し作りのシーズンだ。同時に、赤紫蘇も並ぶ。梅干しが赤色なのは、この赤紫蘇とともにつけているからなのだ。もちろん、市販だと着色料を使っていることも多いが。
夏野菜は少し怖い。
茄子、胡瓜、ピーマンがパンパンの大きさに成長して出荷される。それまでの1/3くらいの価格で売られるようになる。この、ものすごいまでの勢いは、真夏の到来と自然の脅威みたいなものを容赦なく教えてくれる。
「食欲の秋」と言うが、その言葉もここで働いてから実感した。栗、りんご、サツマイモ、椎茸、カボチャ、大根、ごぼう……他所から入荷していた野菜が地場で採れるようになり、店頭を彩っていく。
働き始めはとにかく間違えてばかりだった。野菜の価格は毎日目まぐるしく変動する。レジ打ちも人生で初めてだった。
でも、八百屋にくるお客さんは総じて優しい。みんな顔見知りだし、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」で出迎えるようになった。
働きたてのときは私のミスのせいで「何回間違えんだ!」と溢していたお客さんが、最近は「腰だいじけ?」と心配してくれるようになった。
「今日は暑いから気をつけてね」「今日は寒いから気をつけてね」と毎回気にかけてくれる、名前もわからないおばあちゃん。今年亡くなった祖母を思い出して、話していると自然に涙が出そうだ。
もうじき、本格的に寒くなる。
店頭は冷蔵庫が温かく感じるほど冷えるという。
怖いけれど、白菜やネギなど冬だからこそ美味しい野菜も増える。きっとまた私が初めて知る旬もたくさんやってくる。
食材を通して知る一年が楽しみだ。「今年も春が来たねえ」と、梅を見て迎えることが楽しみで仕方ない。
タカイワ マサ:里山暮らし retweeted
本当はみんなこういう生活をしたい筈なのに
出版社を辞めて八百屋さんで働き始めて半年が経った。
「会社辞めて、なにしてるの?」
東京の知人に聞かれる。
「暇じゃないの?」
暇ではけっしてない。栃木の八百屋さんでバイトをしているから。
家から車で少しいったところにある、地元密着型の店だ。野菜や果物を詰めたり、コンテナで運んだり、運動したことのない私にとっては疲労困憊の毎日だ。
「飽きないの?」
飽きることはない。ここで働いていると、「自分はなんて物を知らなかったんだ」と思うことばかりだ。私は世の中のことをなにも知らないくせに、なんでも知ったふうに振る舞って、記者をやってきた。
例えば紫蘇の実。
ある日、袋に入った緑色のつぶつぶを見て、お客さんが「紫蘇の実が出てる! 秋だねえ」と呟いた。
「紫蘇の実ってなに?」と思った。茹でて塩漬けや醤油漬けにして食べると最高だという。
さっそく買って、塩漬けにして白飯にかけてみた。美味しい。プチプチとした食感と、紫蘇の爽やかな香りが口内で広がる。私にとって、新しく秋の味覚に加わった。
これだけではない。季節というものを、私は何も知らなかった。
春になると、地元で採れた梅の実が店頭にずらりと並ぶ。梅酒や梅干し作りのシーズンだ。同時に、赤紫蘇も並ぶ。梅干しが赤色なのは、この赤紫蘇とともにつけているからなのだ。もちろん、市販だと着色料を使っていることも多いが。
夏野菜は少し怖い。
茄子、胡瓜、ピーマンがパンパンの大きさに成長して出荷される。それまでの1/3くらいの価格で売られるようになる。この、ものすごいまでの勢いは、真夏の到来と自然の脅威みたいなものを容赦なく教えてくれる。
「食欲の秋」と言うが、その言葉もここで働いてから実感した。栗、りんご、サツマイモ、椎茸、カボチャ、大根、ごぼう……他所から入荷していた野菜が地場で採れるようになり、店頭を彩っていく。
働き始めはとにかく間違えてばかりだった。野菜の価格は毎日目まぐるしく変動する。レジ打ちも人生で初めてだった。
でも、八百屋にくるお客さんは総じて優しい。みんな顔見知りだし、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」で出迎えるようになった。
働きたてのときは私のミスのせいで「何回間違えんだ!」と溢していたお客さんが、最近は「腰だいじけ?」と心配してくれるようになった。
「今日は暑いから気をつけてね」「今日は寒いから気をつけてね」と毎回気にかけてくれる、名前もわからないおばあちゃん。今年亡くなった祖母を思い出して、話していると自然に涙が出そうだ。
もうじき、本格的に寒くなる。
店頭は冷蔵庫が温かく感じるほど冷えるという。
怖いけれど、白菜やネギなど冬だからこそ美味しい野菜も増える。きっとまた私が初めて知る旬もたくさんやってくる。
食材を通して知る一年が楽しみだ。「今年も春が来たねえ」と、梅を見て迎えることが楽しみで仕方ない。
タカイワ マサ:里山暮らし retweeted
出版社を辞めて八百屋さんで働き始めて半年が経った。
「会社辞めて、なにしてるの?」
東京の知人に聞かれる。
「暇じゃないの?」
暇ではけっしてない。栃木の八百屋さんでバイトをしているから。
家から車で少しいったところにある、地元密着型の店だ。野菜や果物を詰めたり、コンテナで運んだり、運動したことのない私にとっては疲労困憊の毎日だ。
「飽きないの?」
飽きることはない。ここで働いていると、「自分はなんて物を知らなかったんだ」と思うことばかりだ。私は世の中のことをなにも知らないくせに、なんでも知ったふうに振る舞って、記者をやってきた。
例えば紫蘇の実。
ある日、袋に入った緑色のつぶつぶを見て、お客さんが「紫蘇の実が出てる! 秋だねえ」と呟いた。
「紫蘇の実ってなに?」と思った。茹でて塩漬けや醤油漬けにして食べると最高だという。
さっそく買って、塩漬けにして白飯にかけてみた。美味しい。プチプチとした食感と、紫蘇の爽やかな香りが口内で広がる。私にとって、新しく秋の味覚に加わった。
これだけではない。季節というものを、私は何も知らなかった。
春になると、地元で採れた梅の実が店頭にずらりと並ぶ。梅酒や梅干し作りのシーズンだ。同時に、赤紫蘇も並ぶ。梅干しが赤色なのは、この赤紫蘇とともにつけているからなのだ。もちろん、市販だと着色料を使っていることも多いが。
夏野菜は少し怖い。
茄子、胡瓜、ピーマンがパンパンの大きさに成長して出荷される。それまでの1/3くらいの価格で売られるようになる。この、ものすごいまでの勢いは、真夏の到来と自然の脅威みたいなものを容赦なく教えてくれる。
「食欲の秋」と言うが、その言葉もここで働いてから実感した。栗、りんご、サツマイモ、椎茸、カボチャ、大根、ごぼう……他所から入荷していた野菜が地場で採れるようになり、店頭を彩っていく。
働き始めはとにかく間違えてばかりだった。野菜の価格は毎日目まぐるしく変動する。レジ打ちも人生で初めてだった。
でも、八百屋にくるお客さんは総じて優しい。みんな顔見知りだし、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」で出迎えるようになった。
働きたてのときは私のミスのせいで「何回間違えんだ!」と溢していたお客さんが、最近は「腰だいじけ?」と心配してくれるようになった。
「今日は暑いから気をつけてね」「今日は寒いから気をつけてね」と毎回気にかけてくれる、名前もわからないおばあちゃん。今年亡くなった祖母を思い出して、話していると自然に涙が出そうだ。
もうじき、本格的に寒くなる。
店頭は冷蔵庫が温かく感じるほど冷えるという。
怖いけれど、白菜やネギなど冬だからこそ美味しい野菜も増える。きっとまた私が初めて知る旬もたくさんやってくる。
食材を通して知る一年が楽しみだ。「今年も春が来たねえ」と、梅を見て迎えることが楽しみで仕方ない。
出版社を辞めて八百屋さんで働き始めて半年が経った。
「会社辞めて、なにしてるの?」
東京の知人に聞かれる。
「暇じゃないの?」
暇ではけっしてない。栃木の八百屋さんでバイトをしているから。
家から車で少しいったところにある、地元密着型の店だ。野菜や果物を詰めたり、コンテナで運んだり、運動したことのない私にとっては疲労困憊の毎日だ。
「飽きないの?」
飽きることはない。ここで働いていると、「自分はなんて物を知らなかったんだ」と思うことばかりだ。私は世の中のことをなにも知らないくせに、なんでも知ったふうに振る舞って、記者をやってきた。
例えば紫蘇の実。
ある日、袋に入った緑色のつぶつぶを見て、お客さんが「紫蘇の実が出てる! 秋だねえ」と呟いた。
「紫蘇の実ってなに?」と思った。茹でて塩漬けや醤油漬けにして食べると最高だという。
さっそく買って、塩漬けにして白飯にかけてみた。美味しい。プチプチとした食感と、紫蘇の爽やかな香りが口内で広がる。私にとって、新しく秋の味覚に加わった。
これだけではない。季節というものを、私は何も知らなかった。
春になると、地元で採れた梅の実が店頭にずらりと並ぶ。梅酒や梅干し作りのシーズンだ。同時に、赤紫蘇も並ぶ。梅干しが赤色なのは、この赤紫蘇とともにつけているからなのだ。もちろん、市販だと着色料を使っていることも多いが。
夏野菜は少し怖い。
茄子、胡瓜、ピーマンがパンパンの大きさに成長して出荷される。それまでの1/3くらいの価格で売られるようになる。この、ものすごいまでの勢いは、真夏の到来と自然の脅威みたいなものを容赦なく教えてくれる。
「食欲の秋」と言うが、その言葉もここで働いてから実感した。栗、りんご、サツマイモ、椎茸、カボチャ、大根、ごぼう……他所から入荷していた野菜が地場で採れるようになり、店頭を彩っていく。
働き始めはとにかく間違えてばかりだった。野菜の価格は毎日目まぐるしく変動する。レジ打ちも人生で初めてだった。
でも、八百屋にくるお客さんは総じて優しい。みんな顔見知りだし、「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」で出迎えるようになった。
働きたてのときは私のミスのせいで「何回間違えんだ!」と溢していたお客さんが、最近は「腰だいじけ?」と心配してくれるようになった。
「今日は暑いから気をつけてね」「今日は寒いから気をつけてね」と毎回気にかけてくれる、名前もわからないおばあちゃん。今年亡くなった祖母を思い出して、話していると自然に涙が出そうだ。
もうじき、本格的に寒くなる。
店頭は冷蔵庫が温かく感じるほど冷えるという。
怖いけれど、白菜やネギなど冬だからこそ美味しい野菜も増える。きっとまた私が初めて知る旬もたくさんやってくる。
食材を通して知る一年が楽しみだ。「今年も春が来たねえ」と、梅を見て迎えることが楽しみで仕方ない。
今日、地方ならではの奇跡みたいなことが起きました。近所の方に「普通車を買いたいんですけど、あまり余剰資金がないんですよねえ」とこぼしたら、「明日売るところだった車、買う?」とまさかの誘いがあり、即座に8万で買いました。車検も期限がまだあって、移転登記のための委任状や印鑑証明もそろってて即買いできて、タイヤも夏冬あって8万。安すぎる。そしてこの口にしたらすぐに実現するスピード感が地方ならではのご縁を感じて嬉しかったです。農村楽しい。
ビビンバってさー、前はもやし、にんじん、ほうれん草をそれぞれ茹でてナムルにして作ってたから面倒くさいなって思ってたけど、野菜をまとめて蒸してのせてコチュジャンダレとごま油をぶっかけるだけにしたらラクチンだし完全食だなって気づいたよ。
いまだに今年祖父が死んだことが信じられない。97歳だったから死んで当たり前なのに。
祖父は私にとって、先進的な存在だった。遊びに行ってもいつもでっかいデスクトップのパソコンをいじっていて、PhotoshopやIllustratorで写真を加工したりしていた。私が小学四年生のとき、運動会の写真をサバンナの背景に合成した年賀状を送ってくれた。いまだったらスマホで簡単にできるけれど、当時の私にとっては魔法のように思えた。
車なんて普段見ることがない私に、真っ赤なマイカーを乗り回してみせたり、実家のマンションのベランダにウッドデッキを作ってくれたり、壁一面の本棚を作ってくれたりした。FAXでカエルのかわいいキャラクターの手紙を送ってくれた。
彼が80代後半で男やもめとなり、実家に居候するようになってからは、その頑固な性格のせいで家族中が大層揉めしたけれど、結果的には一緒に住んでよかったと思う。近くの居酒屋に飲みに行ったり、就活のエントリーシート用の写真を撮ってもらったりした。
私がカメラを構えるたびに持ち方を指摘されて、「色味もいまいちだね」と言われて、全然良い祖父じゃなかった気がするんだけど、なのになんで思い出すんだろう。































